BBQの炭 基礎知識&着火から後始末方法

炭の基礎知識

BBQやキャンプなどのアウトドアでの調理では必ずといっていいほどの確率で炭を使いますよね。薪などを使う場合もありますが基本的には炭を使うことが多いはずです。そこで今回は炭の基礎知識から簡単な着火方法&後始末方法を紹介していきます。

 

1.炭の基礎知識

一口に炭といっても、元の材質や製造方法などで炭の性能は大きく変わります。もちろん値段なども変わってきます。

①炭の温度

炭の温度

炭は種類や時間経過によって温度が約200~300℃程変化があります。着火したての初期燃焼時は温度が高く、安定燃焼時に入ると温度が低くなります。そのあとは消火するまではほぼ一定の温度を保っています。種類によっての差異はありますが炭の最低温度は300℃~であり、最高温度は1200℃にも及びます。取り扱いには十分に注意しなければなりません。

②材料や製造方法

炭の製造法

 

当たり前ですが炭は大抵のものは木で作られています。ですがどの木材をもとに炭を作るかによって性能や値段に大きく変化がでてきます。また、着火しやすくしたり、火もちをよくするために木粉(オガクズ)を圧縮成型して加熱・炭化したものや、炭を粉砕して成型したものを成型炭といいます。

 

2.炭の種類

炭は原材料や製造方法で大きく分類することができます。それぞれの特徴やメリットやデメリットもあわせて紹介していきます。

①黒炭・切炭

黒炭

着火のしやすさ・・・・〇

燃焼時間・・・・・・・✖

火力・・・・・・・・・△

楢(ナラ)や椚(クヌギ)などから作られる炭で国内では最も生産量が多い種類になります。製造法は低温で焼かれた後にゆっくりと冷却されて作られます。見た目が真っ黒なことから黒炭と呼ばれています。備長炭(白炭)などと比べて着火しやすく、1㎏あたり300円~600円程度で販売されています。品質のいいものが多く、コスパがよくBBQには使いやすい炭です。黒炭の中でも 岩手切炭 は長さが6㎝に切りそろえられており、炭を組みやすく火おこしがしやすく初心者にはおススメの炭です。ただし、燃焼時間は比較的短いため1㎏で1時間で消費してしまいます。黒炭の温度は初期燃焼時 900〜1200度、 安定燃焼時 700〜900度

②木炭

木炭

着火のしやすさ・・・・△

燃焼時間・・・・・・・✖

火力・・・・・・・・・△

ホームセンターなどで簡単に手に入る炭は基本的に木炭が多いです。黒炭の廉価版で、1㎏あたり100円~300円程度で販売されています。輸入品の多くの原材料はマングローブが原材料となっており、サイズがそろえられていません。中には大きい物があったり、細かく砕けた炭もあるため火おこしや炭の追加の際はサイズを選んで使う必要があります。燃焼時、臭気があり、黒い煙が多くでます。着火はしやすいですが火もちはあまりよいので多めに用意しておくことをオススメします。

③白炭

備長炭

着火のしやすさ・・・・✖

燃焼時間・・・・・・・◎

火力・・・・・・・・・〇

消し粉が表面に付着して白く見えることがあることから白炭といわれています。原料は樫の木で高級な炭です。中でもウバメガシを原料とする炭を 備長炭 とよび高級な炭の代名詞です。備長炭は炭同士で叩くと金属のような高音が響きます。燃焼時の臭いは無臭で燃焼時間が非常に長いのが特徴です。炎がたたず、煙の量も少ないので飲食店などで使用されることが多いです。ただし、火おこしが難しく、爆ぜたり立ち消えすることもあるので初心者には扱いが難しいかもしれません。また、高級品だけあって1㎏あたり1000円を超えるものも珍しくありません。白炭の温度は初期燃焼時 700〜900度、 安定燃焼時 600〜800度

④成型炭

おが炭

着火のしやすさ・・・・△

燃焼時間・・・・・・・〇

火力・・・・・・・・・〇

他の炭は原料を炭化させて作っていますが、成型炭の原料は様々ですが、おもに木粉(おがくず)を圧縮成形して加熱・炭化してつくったり、炭を粉砕して成型したものの事をいいます。原料や製造法によって特徴は様々で一概にはいえませんが1㎏あたり300円~600円程で購入できます。品質もよく、火もちもいいのでBBQには使いやすい炭です。ただし、着火はしづらいので着火剤などの着火グッズは用意しておきましょう。また、灰が多く出るので食材を焼いているときなどは灰が舞わないように気をつけましょう。

⑤着火加工成形炭

着火のしやすさ・・・・〇

燃焼時間・・・・・・・〇

火力・・・・・・・・・〇

成型炭に着火剤を混ぜたもので、簡単に火おこしができます。しかし着火剤が燃焼している間は臭いがきつく、ススも出ますので食材を焼くのは着火剤が燃えきってからにしましょう。着火加工成型炭は後始末も簡単なので初心者にはおススメですが値段が1㎏あたり1000円を超えるものも多く燃焼時間も少ないのでBBQでの使用にはあまり向かないかもしれません。ただし、着火剤代わりの使用であれば非常に重宝できます。

⑥豆炭

豆炭

着火のしやすさ・・・・〇

燃焼時間・・・・・・・〇

火力・・・・・・・・・〇

原料に石炭を使っていることが多く、着火すると臭いがします。ですので、食材を直火で焼く場合は原料が木材のものを使用しましょう。原料が石炭のものは鉄板やダッチオーブンなどで使用すれば臭いは気になりません。大きさが均等で火力が安定しているので、煮込み料理などの長時間料理にむいています。

3.簡単な炭の着火方法

火おこしはアウトドアの料理で最も重要な部分です。ここでつまずくとグダグダになってしまいます。ささっと素早く火がおこせるようになるだけでスムーズに楽しく過ごすことができます。といっても、火おこし器を持っていたっり、トーチバナー持っていたりしたら特に気にせずにパパっと火おこしが可能になります。ですので、火おこし器も、バナー持っていない方は必読です。

①火種

火だね

火種は着火剤を使うのが一番簡単に火おこしができますが、着火剤を忘れたor着火剤の量が少ない場合は画像のように細かく砕けた炭を使います。着火剤が少ない場合やない場合は細かい炭で火おこしをしてから大きな炭に火を移していくと簡単に着火できます。

②炭の組み方

炭の組み方

火おこし器がない場合はやぐらをくむと火おこしが簡単にできます。画像はキャンプファイヤー型の四角で組んでますが、三角で組んでも大丈夫です。重要なのは空気の通り道をしっかり確保しておくことです。

火種があって、炭を組めたらこの後15~20分程は何もいじらずに放置します。※もし火が消えそうであればうちわで上から仰いでください。15~20分後に火が燃えあがってきて安定したら上からうちわであおいで5分程待てば崩して食材を焼き始めることが可能になります。

4.炭の調整方法

火おこしが終われば一段落できます。しかし炭は種類によっては常に気にかけていなければいけないので注意が必要です。知らない間に消えていたりしたらまた一から火おこしをしなければいけません。そうならないためにも火が弱くなったら仰いだり、炭を追加するようにしましょう。

炭の調整

炭は量で火力調整ができます。上の画像では左が一番量が多く、強火。真ん中が中火。右が弱火となっています。これを3ゾーンファイヤといいます。他にも2ゾーンファイヤや前面に均等に炭を敷くことをフルフラットといったりします。この3ゾーンでは火力の選択肢が広がるので料理が焦げたりしにくくおすすめです。ちなみに、弱火ゾーンには脂が溜まりやすくなるので油受けなどをセットしておくといいです。もしくはコンロにあらかじめアルミホイルを敷いておくと掃除などがラクになるのでおススメです。

5.炭の後処理

炭すて

さきほど説明した通り、炭は非常に高温です。ですので炭の後処理には注意が必要です。BBQをおこなった会場によっては炭捨て場などが設置されている場所もあります。捨てるときはしっかり消火しましょう。炭を消火するときは必ず水を用意してください。間違っても地面に埋めてはいけません。バケツなどの水が入るものに炭を1個づつ入れて消火しましょう。一気に水で消火しようとすると高温の水蒸気がでて火傷の危険がありますので注意してください。水につけたらしっかり消火されるまで待ちましょう。特にゴミ持ち帰りの場合は注意しないと火災につながります。

 

 

まとめ

いかがでしたか。炭と一口にいっても種類や用途が様々です。用途や予算に合わせて使用しましょう。また、火を扱うので細心の注意を払って扱って下さい。非常に高温ですので火傷をしたときはすぐさま冷水や氷で冷やして病院にいくようにしてください。

 

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